お久しぶりです。
前回からとても大きな変化がありました。
しかし今回はプロスペクト理論について考えたいと思います。
プロスペクト理論とは色々な意味を含みますが、ここでは
既に持っているものを失うのが何より怖いよ
ってことで話を進めます。
良いインセンティブとはどのようなものか、という話を考えて貰えばわかりますが、
今日本のおじさんたちが落ち込んでいるのはこのプロスペクト理論に逆らった
仕組みで動いてきたからではないかと思ったのです。
年功序列だと、失うという可能性は全くありません。
だから努力をするインセンティブがそもそもなく、会社が落ち込んでいきます。
しかしもし給料が下がる可能性があるとしたら、現状の例えば1000万円の
水準の生活を失うことは耐えられないことなので、努力をします。
今の若い世代にも無関係ではありません。
今の時代、プロジェクト単位やフリーで働く人が増えましたが、やはり99%は一般的な年功序列の組織にいるでしょう。
システムのせいで人々が努力しないようになるというのはなんとも迷惑な話です。
もし給料に何歳になっても貢献度が反映される会社が爆発的に増えれば、
それらの会社の中で人材が回り、組織の力は高まります。
まあそんなことはどうでもいいのですが、個人にこれを応用するといいのではないでしょうか。
もしやる気がでなくなったら、何かを達成したらご褒美をあげるというのは絶対にやめてください。(雑用はおけ)
どうすればいいかはあなたが考えてください。
誰かとともにやるといいでしょう。
まあしかし先進国が落ち込んでいくのも分かるような気がします。
失うという感覚がゆっくりすぎて感じ取れませんからね。
というかまあ失っているというより他国がすごい発展すると言うだけの話ですが。