どもーー
さて、嫌われる勇気を読んでから競争が善だという考えを捨てました。
しかし世間では競争の重要性が説かれます。
しかしそこで説かれる競争とはなんなのでしょうか。
イメージとしては、誰か自分より優れている人がいて、その人に追いつけ追い越せで自分を高めるというイメージでしょう。
しかしこの競争は悪だと思います。
なぜその手の競争は悪か
平凡な例えで恐縮ですが、並行するバイクと自転車を考えてください。
今日私はバイクに勝とうと必死にこぎました。
しかし当然数秒後には大きく離されている。
あっという間に見えなくなる。
そこまで離されたらもっとこいでやろうという気は無くなる。
これが競争がやる気を失うメカニズムではないでしょうか。
つまり、いい感じの差である場合は良いのですが、差が開いて追いつけないかもと思った瞬間、諦めるのです。
そうではなく、本来自分の内発的動機づけにより「自分と」競争するのが効率の良い競争ではないでしょうか。
今ほとんどの方が考えている競争にのってしまうと、そもそものうまくなりたいとかサービスを良くしたいといった内発的動機が、勝ちたい、他人より優れていたい、みとめられたい、という外発的動機に変わってしまうのです。
外発的動機づけは短期的には有効かもしれませんが、困難を乗り越えることは先程の自転車の例でも見たようにできないので、長期的に見ると悪影響が大きいです。
しかし、競争をするとみんながだめになってしまうわけでもありません。
自分の中で強い内発的動機づけがあるならマイナスにはならないでしょう。
競争する「敵」は新しい視点をくれる仲間に変わるでしょう。
例えば戦争もそうでしょう。
戦争も短期的に見れば技術発展などの恩恵もありますが、その代償はそれを大きく超えます。
競争についての見方を変えましょう。
自分で頑張れば良いのです。
その過程で周りのプレイヤーを見渡すことは、彼らを抜かすためではなく、自分がよくなるためです。